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昨日は元気もよく、物事を前向きに考える事ができ、「さーやるぞー。」という気持ちだったのに、今日は全く気分が乗らず、どちらかというと、気持ちが沈んでいる…。夜もよく眠れたし、食事も美味しく食べることが出来ている。多少の心配事はあるが、命に関わることでもないし、原因がわからない。何だか漠然とした不安がある。
なんてことはありませんか?
女性などは特に生理周期の影響を受けますから、生理前になると、わけもなくイライラしたり、気分が沈んだりといった症状がでる場合もあります。
今は男性の更年期というのもあると言われてまして、不定愁訴を訴える方も多いようです。
◆不安とは?
特定の対象を持たない恐れの気分。危険の対象が目前に顕在化していてこれにひるんでいる感情を恐怖と呼ぶのに対し、不安は自分に襲いかかるものをこれといって名指すことのできないまま自己の存在が脅かされているのを感じる際の情動である。(世界大百科事典 第2版より引用)
だそうです。原因がわからないから、困るんですよね。でも、人間は元々、バイオリズムがあって一日のうちでも気分のアップダウンがあるものなのです。人の感情って目に見えるものではないし、何か尺度があるものでもないので、どれだけの不安を抱えているのかわかりませんよね。
だから厄介なんです。
でも何らかの考え方とか、対処法がわかるとコントロール出来ていいですよね。
◆不安の対処方法
- 考え方としては、不安を感じない人はいないし、人間であれば気分のアップダウンは当たり前のこととしてとらえる。
- 体調や気候など外的要因と関係するものであると考える。
- 漠然とした不安を感じたとしても、原因となることを、深く考え過ぎない。(考えてもわからないことが多いし、何か困る事が起きるわけではない。)
- 瞑想を日課とする。(瞑想は今、この時に集中する事ができる)
- 今行っている、家事・仕事・車の運転などに集中する。
- 誰かとおしゃべりしたり、ペットをかわいがる。
だいぶ前の話ですが、精神科の先生と話す機会があって、その時にお聞きしたんですが、「不安に効く薬なんかないんだよ。」と言っていました。
でも、そう言う先生が不安が強い患者さんに対して、『不安時』に服用してください。と、お薬を処方していたんですが…。
人間の湧き上がってくる感情に対しては、薬でコントロールできるものではないと言うことでしょうか?
人間の脳の働きはまだまだ、謎の部分が多いですからね。
『今』この時に心を研ぎ澄まし、集中していると、あらゆる恐れや不安は消えてなくなる。
マインドフルネスの考えにも通じるものがありますね。(*マインドフルネスとは…今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をきにせずに、とらわれのない状態で、ただ見る事。ウィキペディアより。)
浮かんできた不安をあまり大げさにとらえることなく、今この時に戻れるようなマインドを持って生きていきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。